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シャフト・カップリング/軸継手(じくつぎて)とは、主にモータ等軸の動力をマシンの軸へ繋げるために使用される継手のことで一般的に「カップリング」や「ジョイント」と呼ばれます。マイティでは偏心吸収性の高い製品を「カップリング」、強偏角や軸方向変位に対応した製品を「ジョイント」と呼び2つを区別し製品化しています(偏心吸収力と強偏心の両対応した製品「ラテラル・カップリング」も取り扱っております)

カップリングジョイントは主にモータ側の「駆動軸(くどうじく)」とマシン側の「従動軸(じゅうどうじく)」を繋ぎ、モータの動力をマシンへ伝えるために使用されます。


カップリングの機能

駆動軸と従動軸を繋ぐ役割を担うカップリングに二軸を繋ぐ以外の機能を付け加えたのがクラッチ/トルクリミッタです。

シャフト・カップリング/軸継手(じくつぎて)には先に紹介した常に動力を伝えるカップリング/ジョイント(永久継手)に加え、 断続的に動力を伝える(二軸をつなげたり離したりする)クラッチがあります。中でも断続的に動力を伝え過負荷がかかると接続を切り、動力伝達を遮断したり制限する装置トルクリミッタ( 安全クラッチ)と呼びシャフト・カップリング/軸継手の重要な機能です。

MSCスリップ・クラッチ

カップリング/ジョイントにクラッチを取り付けることで、モータや機械を破損から守るだけでなく修復時間を短縮したり問題の原因追求しやすい装置環境を作り上げることが可能です。

 


カップリングの役割

カップリングやジョイントには動力を伝える以外にも様々な特徴があります。

 

1:駆動軸と従動軸のミスアライメント(心ずれ)を許容する

ミスアライメント(心ずれ)とはモータと機械の軸など二個以上の機械要素を組み合わせる時に発生する軸と軸の中心芯の誤差のことで以下の種類があります。

● 偏角(へんかく) 駆動軸に対して従動軸の傾き

● 偏心(へんしん) 駆動軸に対する従動軸の径方向への変位

● 軸方向移動(じくほうこういどう) 駆動軸と従動軸による軸方向への移動

製品の使用環境下ではミスアライメント(心ずれ)が複合的に発生します。用途や目的に合わせて様々な形状のカップリング/ジョイントを使い分けでいくことが大切です。

 

2:モータの振動を吸収する

モータの回転運動によって発生する振動が駆動軸を通じて従動軸へ伝わってしまうと、マシンの故障や精度に大きく影響を及ぼしてしまいます。振動対応のカップリング/ジョイントを使用することで振動を吸収し和らげることができます。

3:モータの熱が従動軸に繋がるのを防ぐ

モータは回転運動時に熱を発生させます。耐熱対応のカップリング/ジョイントを使うことで、その熱がマシンに伝達するのを抑えることができます。

4:モータや機械の破損を防止する

故障や何らかのトラブルによってモータやマシンに想定以上の負荷が発生した場合、カップリング/ジョイントが破断することでモータやマシンを故障から防ぐことができます。

更にカップリング/ジョイントに「クラッチ/トルクリミッタ」を取り付けることで、軸継手を破断させず適正トルクを維持することが可能です。


マイティのカップリング/ジョイント/トルクリミッタ

マイティが取り扱うシャフト・カップリングはお客様の細かなニーズに最短納期でお応え、豊富なラインナップを取り揃え、お客様のニーズに合ったセミオーダーメイドが1点から可能です。

標準規格の製品が合わない

短納期で欲しい

他社で対応を断られてしまった

このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度弊社までご相談ください。