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カップリングにおけるバックラッシとは?

バックラッシ/Backlash(バックラッシュと同意)とは、機械同士にはめ合いのある機械要素において、運動(回転)方向に意図の有無は別にして設けられた隙間もしくはガタつきのことです。
歯車では、バックラッシが無ければ歯と歯が干渉してしまい、歯車を回すことができなくなります。一方、カップリングにおけるバックラッシは、締結軸とハブのはめ合いにおける回転方向へのガタツキを意味します。このガタつきをなし、つまりゼロにすることを「ゼロバックラッシ」と呼びます。正確な位置決め等、高い精度を必要とする場合、ゼロバックラッシのカップリングを選定することが大切です。
※高精度な位置決めが必要な場合、バックラッシに加え「動バランス」も重要です。


キー溝加工とバックラッシについて
キー溝をつけると、バックラッシが発生します。これを最小限にするため従来キー溝幅と軸とのすり合わせ作業が必要でした。マイティではこの作業を省略するためオルダムカップリングMJC(クランプ)タイプにおいて、クランプボルトと180度反対位置にキー溝を設けました。この機構により、面倒なすり合わせ作業が不要、ゼロバックラッシとなりました。

キー溝に付けられたキーは、クランプ部のスクリュを締め付けることでキー側面方向に圧縮応力が働きます。この応力によってキー溝とキー間の回転方向への遊びがなくなりゼロバックラッシとなります。
キー溝加工とゼロバックラッシの両立を実現することができました。


マイティのオルダム形カップリングとトルクディスク

マイティが取り扱うオルダム形カップリングは高精度でゼロバックラッシ。キー溝加工にも対応でき、お客様の細かなニーズに最短納期でお応え、お客様のニーズに合ったセミオーダーメイドが1点から可能です。

標準規格の製品が合わない

短納期で欲しい

他社で対応を断られてしまった

このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度弊社までご相談ください。