摩擦クラッチと安全クラッチ
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弊社ではトルクリミッタとして、摩擦クラッチと安全クラッチを取り扱っております。一定のトルクを保持したり、トルク過負荷から周辺装置を保護したりする際にトルクリミッタが活躍します。今回はその2種類のクラッチの違いについてご紹介いたします。
高価な設備をトルク過負荷から保護するという目的は共通していますが、取り付ける設備の性質によってどちらのクラッチを選定するかが異なります。
まず、摩擦クラッチとは、内部に摩擦板と呼ばれるプレートが重ねられており、そのプレート同士の摩擦力を利用しトルクを制御する製品です。
また、安全クラッチとは、内部の皿ばねの押し付け力を利用し、動力を伝達し、トルク過負荷発生時にその皿ばねが反転し、動力を遮断する製品です。
摩擦クラッチはねじ締め機やキャッパー装置など頻繁に過負荷が発生することを前提とした装置に適しているのに対し、安全クラッチは万が一トルク過負荷が発生した際に周辺装置を守る安全装置として使用することに適しています。
摩擦クラッチについては豊富に在庫しており、短納期でお届けが可能です。安全クラッチはカタログにない特殊なカスタマイズも可能で、お客様のご要望にぴったりの製品をカップリングマイスターがご提案いたします。お気軽にご相談ください。